約5000年前に、世界最古の医学としてインドで生まれたアーユルヴェーダ。
日本ではあまり馴染みがありませんが、代替医療として用いられています。
当サロンでは、「生命の科学」を意味しているアーユルヴェーダを通し、皆様の美と健康をサポートしていきたいと考えております。こちらでは、まずアーユルヴェーダについて知って頂くために、アーユルヴェーダのルーツについてご紹介致します。

アーユルヴェーダの始まり

実は、アーユルヴェーダの起源ははっきりと分かっていません。しかし、仏陀が誕生するよりも遥か昔に、「リシ」というインドの預言者たちによって生み出されたものだと考えられています。
当時、人類の苦悩や悲しみは、人類が霊性に気づいて神とともに日々を送るために与えられたものだと悟っていたリシへ、神は人類が幸福へと導ける術を与えたと伝えられています。

インド最古の聖典ヴェーダには、神々に病気の治癒を祈願する歌や呪法が記されており、6世紀ごろにアートレーヤ学派によって「チャラカ・サンヒター」という書物に編集されました。
この書物に書き記されているアーユルヴェーダが、後のギリシャ医学や中国医学などにも大きな影響を与えたと考えられているのです。

アーユルヴェーダの今

現代のアーユルヴェーダは、西洋医学の代替手段として世界保健機構(WHO)から認定を受けており、予防医学にとどまらず高度な生命哲学としても大変注目を浴びています。
もともとインドではアーユルヴェーダ自体特別なものではなく、生活の一部として根付いているものです。例えば、エネルギーが満ちて活力があふれる日の出前には起床し、食事はなるべく自分の暮らしている土地の食材や旬の食材を摂ることが、健康を維持していく上で大切だとしています。

さらに食事をする時間帯や、季節に適した調理法や量も重視しています。
アーユルヴェーダは、約5000年以上経過した今でも、インドをはじめとする多くの人々の生活に関わっているのです。ストレス社会といわれている現代では、倦怠感や疲労感を溜め込んでいるという方も多いのではないでしょうか。